「ピアノが弾けたら宿泊費100円？！」越後平野と弥彦連山一望の宿 穂々 ― hoho ―のユニークなプランに密着！｜心を癒す新潟旅行

「新潟の奥座敷」と称される岩室温泉。
なんと、格安で泊まれるプランがあると聞き、取材に行ってきました。

その旅館とは、「越後平野と弥彦連山一望の宿 穂々 －hoho－」です。

ピアノの生演奏を披露することで、100円で泊まれるという破格のプラン。

実際の様子や誕生秘話を徹底調査しました。

この記事を読めば、旅行の楽しみ方がさらに深まるでしょう♪
今後のお出かけの参考に、ご覧ください！

越後平野と弥彦連山一望の宿 穂々 ― hoho ―の基本情報

新潟市街地から車で約40分。
新潟市西蒲区に位置する岩室温泉は、開湯三百余年の歴史を誇る温泉地です。
「黒湯」と呼ばれる硫黄泉は、温泉ファンにも根強い人気があります。

岩室温泉街の一角に佇む「越後平野と弥彦連山一望の宿 穂々 －hoho－」は、明治初期創業の老舗旅館。

越後平野と弥彦連山一望の宿 穂々 －hoho－ をチェック

岩室温泉随一の広さが自慢の大浴場・露天風呂で、日々の疲れを癒しませんか？
岩盤浴「嵐の湯」も完備され、心身のリフレッシュにぴったりです。

美しい自然を眺めつつ、源泉100%の露天風呂を堪能すれば、格別なひとときが過ごせるでしょう。

米どころ新潟ならではのコシヒカリをはじめ、旬の食材を満喫できる「食」も魅力のひとつです。
美食と温泉を心ゆくまで楽しみましょう♪

超お得！宿泊費100円の「ピアノプラン」とは？

贅沢な時間を味わえる温泉旅館「越後平野と弥彦連山一望の宿 穂々 －hoho－」には、100円で泊まれる超お得なプランがあると知り、取材に行ってきました。

朝夜、90分×2回のピアノ生演奏を披露すると、1泊2食付きの宿泊料がほぼ無料になるというお値打ちプランです。

2022年夏に開始以来、大人気となり、現在では予約が困難なほど大盛況。

詳しくはこちら

取材日の演奏は、『メヌエット ト長調』から始まり、『戦場のメリークリスマス』、『千と千尋の神隠し』より『あの夏へ』、Mrs. GREEN APPLEの『ライラック』など幅広いプログラムでした。

J-POPのピアノアレンジは、しっとりと心に響きます。
朝日が差し込む開放的なロビー、美しい庭園に舞う雪は、新潟らしい冬景色。

自然豊かな景観と心地よい生演奏が織りなす優雅なひとときに、心が洗われました。

演奏者の声

ピアノの演奏者、高杉 幸乃（たかすぎ ゆきの）さんにお話を伺いました。

「以前、テレビでこの企画を知り、検索しましたが、ずっと先まで予約がいっぱいでした。こまめにチェックしていたところ、たまたま空きがあり、即予約しました」

と話す高杉さんは、大阪から1泊2日で来泊。

ピアノ歴は長いとのことで、趣味として演奏を楽しんでいます。

「グランドピアノを弾く機会がないので、貴重な経験になりました。楽しそうに聴いてくれるお客さんの反応も嬉しかったです」

お得に旅行ができるうえに、大好きなピアノを披露できると、喜びに満ちた表情が印象的でした。

お客様の反応

群馬県より6人で来館したお客様は「めずらしい、いいサービスだ」とご満悦。

12年前に娘さんの結婚祝いで「越後平野と弥彦連山一望の宿 穂々 －hoho－」を訪れ、2度目の宿泊となるリピーターです。

ピアノ生演奏のことは知らずに宿泊し「思いがけない充実感を得られた。思い出の地で、さらに心に残る思い出ができた」と笑顔で話してくれました。

社長に直撃インタビュー：ピアノプラン誕生ストーリー

石添　嗣好史（いしぞえ　つぐよし）社長

有限会社「ほてる大橋 館の湯」「越後平野と弥彦連山一望の宿 穂々 －hoho－」の代表取締役社長。
明治初期創業の老舗旅館の5代目を継承。
岩室温泉旅館組合 組合長および岩室温泉観光協会 副会長を務める。

20代の頃、日本全国を巡り、世界一周を達成したバックパッカーの経験をもつ。
豊かな発想力と卓越した人間力で、旅館経営を担う。

独自のユニークなプラン、ピアノを披露すると格安になる宿泊プランはどのようにして生み出されたのでしょうか？

石添社長にインタビューをしました。

ピアノ企画 誕生の背景

「私はピアノが弾けないのですが……（笑）演奏できるって素晴らしい能力のひとつですよね！

そのことに対して、温かい温泉とおいしい食事を恩返しの気持ちを込めてご提供しております」と石添社長は、企画誕生の背景を語ります。

ワインレッド色のグランドピアノが使われず、ただの調度品になってしまっていたところ、何か有効活用はできないかと考えたのがきっかけでした。

独創的な発想は、人とのつながりで得ることが多いと話します。

「老舗旅館も時代に合わせてアップデートしていかなければならない。スピード感が大事。思いついたアイデアは、すぐに形にできるようにしています」

なんと、このピアノの企画は着想から1か月ほどで開始したとのこと！

「越後平野と弥彦連山一望の宿 穂々 －hoho－」は、2023年3月21日に「ほてる大橋館の湯」から施設名を変更しました。

名称を変えたのも、石添社長の新しいことを取り入れる試みの一環です。

「時代の背景に合わせてどんどん進化したいという意識は常にもっています」と決意を語ります。

革新的なアイデアを取り入れ、進化し続ける「越後平野と弥彦連山一望の宿 穂々 －hoho－」。

（2025年2月現在）

口コミでの評価が高いのも納得です。

ピアノ企画から生まれた好循環

今では、何か月も先の予約が埋まるほど人気を博したピアノプランですが、始めた頃の予約は、まばらだったとのこと。

「口コミで広がりました。本当にありがたいことです」と語る石添社長。

「ピアノの生演奏を聴いていらっしゃるお客様は、会話が弾んで笑みがこぼれている様子をよくお見受けします。そして、お客様と演奏者様の交流が深まるのを見て、やってよかったと感じています」と振り返ります。

北海道から沖縄まで、全国各地からこのピアノプランを目的に多くのお客様が訪れているのだそう。

「なかには、この企画がなかったら新潟に来る機会はなかったと話すお客様もいて、岩室や新潟のことを知っていただける良いきっかけづくりができたのでは」とお話してくれました。

ピアノの生演奏を通して、人とのつながりがより強くなったと手応えを感じているそうです。

音楽を通しての旅館の役割

「音楽を通して、心の安らぎを得られる”交流の場“でありたい」と強い信念を打ち明けてくれました。

「越後平野と弥彦連山一望の宿 穂々 －hoho－」では、ピアノプランのほかにも若手アーティストを中心にパフォーマンスを披露する歌謡ショーを開催しています。

岩室温泉は、新潟県の芸妓発祥の地であり、地域の特色を活かしたいという石添社長のアイデアが光ります。

いい意味で「田舎」である岩室温泉は、「日本のふるさと」だと話します。

「山や海、川、そして地平線まで広がる田園風景。
自然や大地の恵みは、日本の原風景そのものだと思います。

この岩室温泉で、音楽や芸能の力を借りて、人との架け橋でありたい。
それが私たちの役割だと考えています」

日本全国を旅した経験から、岩室温泉の魅力を深く掘り下げたという石添社長。

「みんなの帰る場所」という意味で、「日本のふるさと」と語ります。

音楽や芸能を通して、人々の心を癒し、交流を深め、人と人とをつなぐ、地域と外をつなぐ架け橋になること、その情熱と志に深く感銘を受けました。

癒しの休日は「越後平野と弥彦連山一望の宿 穂々 －hoho－」で

「越後平野と弥彦連山一望の宿 穂々 －hoho－」の刷新的な旅館経営は、石添社長の情熱から湧き上がるものだとわかりました。

新しい挑戦をし続け、進化する「越後平野と弥彦連山一望の宿 穂々 －hoho－」。
今後も「何か楽しいことをしてくれるのでは」と期待に胸がふくらみます！

宿泊施設の想いや、目指すものを知ってから訪れると、より一層旅行が味わい深いものになります。

ぜひ、週末のお出かけの参考にしてみてください。
新潟県の岩室温泉「越後平野と弥彦連山一望の宿 穂々 －hoho－」で特別な休暇を楽しんでみてはいかがですか？

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